単層カーボンナノチューブ
TUBALL™
単層カーボンナノチューブ
高機能添加剤
TUBALL™の登場により、新素材である単層カーボンナノチューブの幅広い用途への商業的規模での大量供給が、初めて可能になりました。
単層カーボンナノチューブは、原子一個分の厚みしかないグラフェンシートを巻いて出来た長さが5μm以上のチューブだと説明できますが、グラフェンよりも単層カーボンナノチューブの方が先に発見されたため、このグラフェンナノチューブは、通常、単層カーボンナノチューブと呼ばれます。
素材改善のしくみ
ユニークな特性
技術データ
単位 | 値 | 評価方法 | |
---|---|---|---|
CNT含有率 | wt. % | ≥80 | OCSiAl社内試験・灰分量測定 |
カーボン層数 | 層 | 1 | 透過型電子顕微鏡(TEM) |
平均CNT厚み(外径) | nm | 1.6 ± 0.4 | 光学特性解析 ISO/TS 10868.2017 (E) |
CNT長さ | µm | >5 | 原子間力顕微鏡(AFM) |
金属不純物 | wt. % | ≤15 | OCSiAl社内試験・ICP-AES |
含水率 | wt. % | <5 | OCSiAl社内試験・赤外線熱重量分析(TGA-IR) |
ラマン スペクトラムλ=532 nm
TGA 曲線
単層カーボンナノチューブ特徴とその利点
添加剤による変化の閾値
- 0.5-5%多層CNT
- 1-6%グラフェン
- 3-12%カーボンファイバー
- 15-35%金属性フィラー
- 20-40%カーボンブラック
応用
応用



未来に向かうナノ高付加価値材料と各種産業
単層カーボンナノチューブを活用すれば、これまでには考えられなかったような材料や、業界や世間の認識を覆すような製品を生み出す事が可能となります。新世代へ私たちを導くその材料は、ナノ高付加価値材料と呼ぶ事ができます。
例えばナノ高付加価値材料は、未来の電気交通の開発を促進することが可能です。ナノ高付加価値材料複合材料で造られた自動車部品は、鋼のように頑丈でありながらも、軽いものとなります。ナノ高付加価値材料使用のタイヤは、軽くてもウエットグリップ性能が良く、耐摩耗性にも優れているため、車両の燃費を削減します。単層カーボンナノチューブ含有の新規のリチウムイオンバッテリーは、電力、容量、寿命のどれをとっても既存のリチウムイオンバッテリーを大きく上回ります。これより、電気自動車や代替エネルギーの開発を大きく加速することが可能となります。
OCSiAlは商業的規模での単層カーボンナノチューブの大量供給を可能にする技術を開発した唯一の企業です。
OCSiAlは現時点で世界最大の単層カーボンナノチューブ製造メーカーです。
OCSiAlのR&Dセンターでは、単層カーボンナノチューブを使用した新しい製品の開発を続けるとともに、添加剤としての使いやすさを向上させる技術の研究も行っています。OCSiAlの開発した画期的なTUBALL™単層カーボンナノチューブの大量生産技術なら、低コストで高品質な単層カーボンナノチューブを幅広い用途に向け供給が可能であり、しかもその規模は容易に拡大可能です。この技術は特許により40ヵ国で保護されています。