Product Safety & Regulatory Affairs status of TUBALL™ graphene nanotubes


単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の世界最大の製造会社として、OCSiAl は、率先して単層カーボンナノチューブの責任ある取扱い方法とその性質について透明性を高めて行こうとしています。OCSiAl は、その方針に基づき、社内試験だけではなく、外部研究・試験機関による独立した試験も行い、TUBALL™単層カーボンナノチューブの構造と、作業における安全性と使用法に関する数多くのデータを集積しました。TUBALL™は、欧州、米国を含めた世界各地の主要市場の関連法規に適合しています。

TUBALL™単層カーボンナノチューブの構造

TUBALL™単層カーボンナノチューブは、非常に薄い単層のグラフェンシートが筒状に巻かれたもので、その長さは5μm、筒の直径は1.6 (±0.4) nmです。そして、優れた電気導電性、強度、温度や化学的性質の安定といった格別に優れた特徴があります。TUBALL™単層カーボンナノチューブは、柔軟性も高く、労働衛生・安全・環境面への影響も特徴的です。

ドイツ労働安全衛生研究所(BAuA)によると、SWCNTの弾性(ヤング率)は、多層カーボンナノチューブ(MWCNT)の3倍です。SWCNTの直径は1.6 (±0.4) nmですが、これは、MWCNTの直径9〜18 nmに比べると、5〜10分の一ほどになります。

単層カーボンナノチューブには、表面のエネルギーを下げる性質があるため、自発的に凝集しようとします。TUBALL™単層カーボンナノチューブは、凝集状態でも柔軟性を失いません(透過電子顕微鏡画像(TEM)参照)。

そのため、、TUBALL™単層カーボンナノチューブには剛直性がなく、吸引する可能性もありません。

それゆえ、SWCNTにはMWCNTとは比べ物にならない柔軟性があり、MWCNTのような剛性はありません。

SWCNTの柔軟さは、透過電子顕微鏡による分析からも明らかで、表面のエネルギーを減少させる傾向もあることから、自然と集塊を形成する性質があります。

ですから、TUBALL™単層カーボンナノチューブは、剛性がないため、呼吸毒性はありません。

国際がん研究機関(IARC)は、TUBALL™単層カーボンナノチューブをグループ3(人への発がん性物質とは分類されない)に分類しています。

TUBALL™単層カーボンナノチューブの取扱い・加工法

2018年、OCSiAl は、作業現場における事例研究をいくつか行い、作業者のナノ粒子への暴露状況について調査を行いました。その結果、空中に飛散するTUBALL™単層カーボンナノチューブに関して、その飛散量の時間加重平均値は、米国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の推奨曝露限度(REL)を大きく(< 5%)下回る1 µg/m3 8h TWA でした。さらに具体的なTUBALL™単層カーボンナノチューブ配合製品の取扱い・加工に関する事例研究では、その製造工程において、浮遊する単層カーボンナノチューブは検知されませんでした。

TUBALL™で改善された材料の利用

ナノテクノロジー応用製品において、ナノチューブは、通常、ベース材のマトリックスと一体化しているため、
人体への曝露のリスクは一切ありません。(TUBALL™配合の高密度ポリエチレン(HDPE)、エポキシ樹脂及びエラストマーその他のポリマーコンパウンド使用による試験。)2017年、ヨーロッパ有数の独立研究機関、VITOは、各種作業中(細断、切削、研磨、穿孔)の曝露度観察試験を行いました。TUBALL™配合のエポキシ、ポリエチレン、エラストマーを無添加のポリマーと比較し、試験室内で作業を行い、透過電子顕微鏡にて室内で捕獲できるものを観察しました。これら試験の結果、浮遊するナノチューブも突出するナノチューブも検出されませんでした。

TUBALL™の全世界におけるコンプライアンス

OCSiAlは、労働衛生・安全・環境面に関し、責任ある態度を持って、グローバルなスタンダード、各国の基準に適合する製品を作り続けます。

登録及び承認

OCSiAl は、現時点で、欧州、北アメリカ、その他世界の主要国で単層カーボンナノチューブの商業的大量生産
及び大量輸送・販売を認められた最初で唯一の企業です。TUBALL™単層カーボンナノチューブは、欧州化学品の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH)に則り登録された最初のナノチューブです(登録番号:01-2120130006-75-0000. 2016年9月登録)。REACH規則附則VIIIに基づく登録トン数域更新に伴い、2020年4月、OCSiAlは、欧州における商業目的の単層カーボンナノチューブの年間生産許可量を100トンまでに増強しました。

米国環境保護庁(EPA)によると、TUBALL™は新しい化学物質です。2019年、米国有害物質規制法(TSCA)に基づく重要新規利用規則(SNUR)への記載を受け、OCSiAl 製品に対する環境保護庁の規制は大幅に緩和され、現在、米国において、単層カーボンナノチューブの販売は、無制限に許可されています。

短期目標として、OCSiAl は、オーストラリアとカナダを含めたいくつかの国々で、単層カーボンナノチューブの商業生産許可量を増やして行くことを掲げています。


コンプライアンスの証拠

OCSiAl は、TUBALL™単層カーボンナノチューブ及びTUBALL™製品のコンプライアンスに関する認証書を、要請に応じて、提示することが出来ます。認証書の多くは、規制の更新や業界の特殊要求に応じて、短期間のみ有効です。例えば、提示可能なコンプライアンス証書には、有害物質使用制限(RoHS)指令、高懸念物質(SVHC)、世界の自動車業界の申告対象物質リスト(GADSL)、多環芳香族炭化水素(PAH)試験、水質有害性等級(ドイツ)(WGK)、ハロゲンフリー分析、揮発性有機化合物(VOC)分析、そして世界の既存化学物質リストが含まれます。


TUBALL™と衛生安全管理
pdf93.81 kB
TUBALL取扱い上の注意
pdf2.86 MB
Regulatory information sheet
pdf385.61 kB


その他のご質問がある場合は、OCSiAl製品安全規制担当のリードマネージャーにお問い合わせください\


ニュース

4月18日
[💡R&D] How do you optimize the anode recipe to achieve high energy density in Li-ion cells? Include TUBALL™ and SiOx in the anode formulation. This decreases polarization and enhances capacity retention, resulting in a 48% increase in the cycle life. Such 1 Ah cells have the potential to meet the demands of electric car manufacturers, as detailed in an article published in Energies. Read the article in full: https://www.mdpi.com/1996-1073/17/7/1616 Learn more on graphene nanotubes for Li-ion batteries: https://tuball.com/nanotubes-in/li-ion-batteries?utm_source=Facebook&utm_medium=R%26D&utm_campaign=April+18%2724 #anode #Liion #batteries #energy
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4月17日
Do we truly know what NANO is? 🧐 Graphene nanotubes are incredibly tiny. Each graphene nanotube comprises ONLY 2 million carbon atoms. To put that in perspective, a one-carat diamond contains about 1,200,000,000,000,000,000,000,000 (1.2×10^24) carbon atoms. Learn more on graphene nanotubes: https://tuball.com/about-tuball?utm_source=Facebook&utm_medium=TUBALL+figures+&utm_campaign=April+17%2724 #nanotubes #nano #carbon
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4月16日
[#video] Compliance with safety regulations and ATEX zone requirements have driven BÜFA Composite Systems to upgrade their high-performance gelcoats with graphene nanotubes. A wider color selection for conductive solutions, batch-to-batch reliability, no compromise in application, good weathering and chemical resistance performance, no contamination, and other additional benefits of innovative conductive gelcoats were unveiled in a joint presentation with OCSiAl at JEC Composites: https://youtu.be/kT8Dq50ktQM Learn more on graphene nanotubes for composites: https://tuball.com/nanotubes-for/conductive-composites?utm_source=Facebook&utm_medium=JEC%272024+presentation #composites #gelcoats #ATEX #applicationcase
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