単層カーボンナノチューブ入り導電性粉体塗料:標準設備のまま機械的強度も維持。


標準設備の利用TUBALL™ MATRIXシリーズを使えば、TUBALL™単層カーボンナノチューブの添加は簡単です。TUBALL™ MATRIXは、ポリマーを担体とする添加剤で、予備分散済みTUBALL™単層カーボンナノチューブを含有しています。

添加剤の担体を考慮して、配合システムに合ったTUBALL™ MATRIXをお選びください。

添加先

エポキシポリエステルハイブリッド、エポキシポリエステルシステム

担体

ポリエチレンワックス

モンタン酸多価アルコールエステル類

製品


TUBALL™単層カーボンナノチューブは、あらゆる領域で優れた性能を発揮する汎用性の高い導電性添加剤です。

標準設備の利用

TUBALL™ MATRIXは、粉体塗料製造の標準設備で使用可能。特殊な技術は必要ありません。

樹脂、硬化剤、顔料、添加剤

機械的強度を維持

TUBALL™ナノチューブは、これまでの導電性添加剤とは違って、ベース材となる非導電性粉体塗料の機械的強度を維持します。


変わらぬ 密着力

ISO 2409クロスカット法塗膜付着性試験で塗料の剥離なしTUBALL™ MATRIX添加後のエポキシ・ポリエステルの密着力は0クラスを維持。

変わらぬ 耐衝撃性

ISO 6272エポキシ・ポリエステルハイブリッドの落下衝撃試験(1kgの重りを50cmの高さから塗膜面とその裏側両方に落とす)合格。

耐ひび割れ性維持

ISO 1520エポキシ・ポリエステルハイブリッドの耐カッピング性試験(塗膜を7mm窪ませて、ひび割れ・剥離するか)合格。


あらゆる抵抗率に対応

従来の導電剤とは異なり、TUBALL™ MATRIXは溶融粘度を増加させず、幅広い抵抗率を達成できます。

TUBALL™ MATRIX 204による 溶融粘度への影響

TUBALL™ MATRIX 204の パーコレーションカーブ

ISO 11443

TUBALL™ナノチューブが粉体塗料にもたらすその他の利点:

  • 幅広い色の選択肢。
  • 少ない添加量で済むため、最終配合物仕様の可能性が広がります。
  • 低添加量と使い易さにより、工程管理が効率的で簡便となる。

TUBALL™ MATRIXシリーズを使えば、TUBALL™単層カーボンナノチューブの添加は簡単です。TUBALL™ MATRIXは、ポリマーを担体とする添加剤で、予備分散済みTUBALL™単層カーボンナノチューブを含有しています


TUBALL™ MATRIXサンプルのお申し込み、要求事項に関するご要望は、お気軽にお尋ねください。


応用例

粉体塗装用

事例を見る

TUBALL™ MATRIX 815/821beta 静電粉体塗装用PROCESSING GUIDELINESをお読み下さい。


PDF版をダウンロードする:

Powder_coatings_PROCESSING_GUIDE_MATRIX_815_beta_MATRIX_821_beta_ENG_V02
pdf224.5 kB

追加情報

プレゼンテーション(5分)を見る


粉体塗装は、電子機器を静電気の蓄積による静電放電から保護するための電気導電性が要求されます。塗装は、表面に蓄積する静電荷を散逸させる保護フィルムの役目を果たします。

TUBALL™単層カーボンナノチューブは、カーボンブラックや導電性マイカよりも効果的な添加剤です。TUBALL™単層カーボンナノチューブ含有静電粉体塗装は、静電放電からの保護が不可欠であるESDワークステーションの表面に塗布されます。用途は、以下を含め大きく広がります。

  • 電子筐体
  • コンピュータワークステーション
  • 作業台とその表面
  • ストレージオーガナイザー

TUBALL™単層カーボンナノチューブ使用の粉体塗装は、IEC基準 61340-5-1とその他のATEX規制に準拠します。


TUBALL™ MATRIXサンプルのお申し込み、要求事項に関するご要望は、お気軽にお尋ねください。