単層カーボンナノチューブ 帯電防止フローリング用


TUBALL™ MATRIXシリーズを使えば、TUBALL™単層カーボンナノチューブの添加は簡単です。TUBALL™ MATRIXは、ポリマーを担体とするマスターバッチで、予備分散済みTUBALL™単層カーボンナノチューブを含有しています。

配合システムに合った担体を考慮して、TUBALL™ 製品をお選びください。 

添加先

無溶剤系

溶剤系

エポキシ

エポキシ及びポリウレタン

ポリウレタン

エポキシ及びポリウレタン

添加剤担体

可塑剤
界面活性剤
可塑剤
可塑剤・安定化剤
脂肪酸グリシジルエステル
アルキルグリシジルエーテル
エトキシ化アルコール
脂肪酸カルボン酸エステル誘導体
脂肪酸グリシジルエステル、分散剤
アルキルグリシジルエーテル、分散剤

製品


帯電防止床の仕組み

生成された電荷は表面から地面に移動する。

要求事項

表面から地盤までの抵抗

  • 散逸範囲:106〜109 Ω 
  • 導電範囲:2.5⋅104〜106 Ω

ASTM F150 によれば、一部のフロアシステムには、薄いトップコートが追加で含まれることがあります。

TUBALL™単層カーボンナノチューブは、多目的な導電性添加剤です。あらゆる領域で、優れた性能を発揮します。

添加量が少なくベースコートの厚みも自由に設計可能

TUBALL™単層カーボンナノチューブを刻まれた炭素繊維や導電性マイカと比較すると、同じ電気導電性を得るために必要な添加量は、TUBALL™の場合、非常に少なくて済みます。

ベースコートの厚みを変えた場合の抵抗値

刻まれた炭素繊維の長さが2mm以上であるため、ベース層は最低でも同じくらい(〜2mm)の厚みを持つ事が要求されます。これにより、設置はより困難となり、コスト増加やホットスポット発生の可能性が生じます。しかし、TUBALL™なら、様々な床材システムに使用でき、その厚みも自由に設計できます。

導電性マイカは、要求される電気導電性を達成するために5〜20重量%もの添加量を必要とするため、コストパフォーマンスが最も低い添加物となります。

色を維持しながら幅広い抵抗率を付与


使いやすい

TUBALL™ MATRIXは、塗料業界で広く使用される標準設備で使用可能。


シングルシャフト高速ミキサー

希釈時間25分

粒径 ≤15 µmまで、 グラインドメーターによる容易な品質管理


TUBALL™単層カーボンナノチューブが帯電防止フローリングにもたらすその他の利点

  • TUBALL™単層カーボンナノチューブが添加された床には、導電性プライマーは不要です。
  • 少ない添加量で済むため、最終配合物仕様の可能性が広がります。
  • 低添加量と使い易さにより、工程管理が効率的で簡単になります。





応用例

帯電防止エポキシ床用

事例を見る

TUBALL™ MATRIX 200-Х及び300-Xシリーズ用PROCESSING GUIDELINESをお読み下さい。


PDF版をダウンロードする

加工法ガイドライン TUBALL™ MATRIX 200-x / 300-x シリーズ
pdf370.67 kB
3 Reasons to start using TUBALL nanotubes for anti–static floors
pdf4.39 MB

加工法ガイドラインのビデオを見る

TUBALL™ MATRIX 加工法ガイドライン


追加情報

3 reasons to choose graphene nanotubes for self-leveling anti-static floors

TUBALL™ MATRIXで材料配合を最適化する方法


TUBALL™単層カーボンナノチューブ使用の散逸性または導電性フローリング材は、以下の基準とガイドラインに準拠します。IEC 61340-4-1:2017, ASTM F150-06(2018), ANSI/ESD S20.20 等。


TUBALL™ MATRIXサンプルのお申し込み、要求事項に関するご要望は、お気軽にお尋ねください。