機械的性能を維持し必要な加工性を備えた熱可塑性プラスチック用の導電性添加剤

TUBALL™ 単層カーボンナノチューブは、プラスチックの導電性添加剤として有効な結果を発揮している。

単層カーボンナノチューブは、熱可塑性コンパウンドの内部に高密度の導電性ネットワークを形成し、プラスチックの機械的特性および流動性に悪影響を与えることなく、安定した導電性を付与する。

OCSiAlは、ガラス繊維強化ポリアミド、ポリアミド、ガラス繊維強化PPS、PVCプラスチゾル、TPU、ポリカーボネート、ABS、PC-ABS、 ポリプロピレンなど、幅広い熱可塑性樹脂向けのナノチューブベースのマスターバッチを販売している。ポリエチレン、ポリスチレンなどを対象としたマスターバッチは、開発段階にあり、beta製品と呼ばれている。

導電性添加剤: 従来品対TUBALL™

Note: This diagram provides average trends compared with other additives based on OCSiAl data. Product performance may vary depending on product type and formulation.

TUBALL™ MATRIXのメリット

• 標準的な導電性添加剤と比べて、新しい特性の組み合わせが可能 
• 表面抵抗値が10³–10⁹ Ω/sq^*
• 体積抵抗率が10³–10⁹ Ω∙cm^*
• 機械的特性の良好なバランスを維持
• 規格外部品の数を減らす安定性能
• 良好な加工性
• 「ホットスポット」のない永久的で均一な抵抗率
• 高い表面品質
• 色を保持する導電性部品の製造が可能
• 他の機能性添加剤を自由に配合 

* 配合、加工方法、製品に応じて数値が異なる場合がある。表示する値は代表的な参考値である。

TUBALL™プラスチック用単層カーボンナノチューブによる解決策

特定の設備を購入したり元の配合を変更したりすることなくナノチューブを標準的な製造工程で使用するために、OCSiAlが開発したマスターバッチであるTUBALL™ MATRIX。